JXホールディングスは、三井金属と共同出資する南米チリにおける銅鉱床開発プロジェクトの減損処理などで、2014年3月通期純利益を従来予測の1500億円から1050億円へ下方修正すると発表した。
銅鉱床開発プロジェクトに係る減損損失は約350億円。銅の生産は一部で始まっているが、中国における銅相場の暴落の影響を受け、銅価格が当初予測を大幅に下回ることとなったため、減損処理を行うこととした。
なお、売上高は、石油製品の販売数量が増加することなどから、対前回予想比0.8%増の12兆4000億円に上方修正。営業利益(2150億円)および経常利益(3000億円)は、市況悪化による石油製品および石油化学製品のマージン縮小等はあるものの、円安に伴い在庫影響による利益が増加することから、前回予想を据え置いた。