日立化成、次世代鉛バッテリー技術を開発…2014年秋より自動車メーカ向けに販売開始

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日立化成のバッテリー
日立化成のバッテリー 全 2 枚 拡大写真

日立化成は、アイドリングストップシステム(ISS:車両の停止・発進に合わせて、エンジンの停止・スタートを自動的に行うシステム)車向けに、容量・耐久性を高める次世代鉛バッテリー技術を開発した。

2014年秋に高容量化させた製品を、2015年春には耐久性を向上させた製品を自動車メーカ向けに販売する予定。

ISSは燃費改善、二酸化炭素削減による環境負荷低減などの目的で多くの自動車に採用されており、日本をはじめとしたグローバルで急激に市場が拡大している。さらなる燃費改善のため、ISS車用鉛バッテリーにはこれまで以上に高容量、高耐久性や高速充電受入性能が求められる。

日立化成グループは、2010年よりISS車向け鉛バッテリーを販売しているが、このたび、ISS車用鉛バッテリーの高容量化技術、高耐久性技術をそれぞれ開発した。

高容量化技術の特長は、電極に使用される電池活物質を多孔質にすることで、電解液との接触面積を増やし、5%の容量増加を実現。これにより、エンジンの始動性を高めるほか、車の電気負荷増に対応する。

高耐久性技術の特長は、特殊な不織布を従来セパレータと併用することで、電極の上下で電解液の濃度が異なるために起こる電極の劣化現象(成層化)を抑制させ、バッテリーの耐久性200%増加(同社現行ISS車用バッテリー比較。同社基準のPSOC(部分充電状態)条件の耐久性試験において上記性能を実現)を実現する。

なお、高耐久性技術を使った製品については、同社の製造子会社である新神戸電機 埼玉事業所にて量産体制の整備を進めている。

《山内 博》

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