世界最大の新車市場の中国において、フォルクスワーゲングループとトップシェア争いを展開している米国の自動車最大手、GM。同社が中国で、新たな投資計画を発表した。
これは4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14において、GMが明らかにしたもの。同社は、「2014-2017年の4年間に、中国におよそ120億ドル(約1兆2000億円)の投資を行う」と公表している。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GM(上海通用五菱汽車)の2社。120億ドルの投資は、これらの合弁会社に対して実行される。
GMの2013年中国実績は、前年比11.4%増の316万0377台と、新記録。しかし、フォルクスワーゲングループの327万台に11万台の差をつけられ、9年ぶりの中国首位の座から陥落した。
GMは今回の投資により、工場の新設や既存工場の拡張、新型車の開発を推進する計画。フォルクスワーゲングループから、中国首位の座を奪回することを目指す。