日本車両、大型受注の売上げ計上で大幅な増収増益…2014年3月期決算

鉄道 企業動向

日本車輌製造(日本車両)は、4月24日、2014年3月期の連結決算を発表した。経常利益は前年同期比218.6%増の66億7700万円。過去に受注した鉄道車両の大型案件の売上げを計上する時期を迎えたため、大幅な増収増益となった。

売上高は鉄道車両が大幅に増えて、同49.7%増の1243億1000万円となった。

鉄道車両事業はJR向け車両がJR東海向けN700A新幹線電車、超電導リニア車両L0系などの売上げがあった。公営・民営鉄道向け車両は、東京メトロ銀座線1000系電車、名古屋市交通局向けN1000形・N3000形電車、名古屋鉄道向け4000系電車、京成電鉄向け3000形電車、由利高原鉄道向けYR-3000形気動車など好調だった。海外向け車両では、米国向け2階建て電車、台湾向けの傾斜式特急電車や通勤電車などがあった。

営業利益は鉄道車両事業の増収効果で同233.6%増の67億0300万円となった。当期純利益は同333.7%増の69億2900万円だった。

今期の通期業績見通しは、前期が好調だった反動で、売上高が同13.1%減の1080億円、営業利益が同31.4%減の46億円、経常利益が同31.1%減の46億円、純利益が同55.3%減の31億円と、減収減益となる見通し。

《レスポンス編集部》

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