メルセデスベンツ日本、Gクラス 6輪駆動モデルの受注開始…限定5台、8000万円

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メルセデスベンツ・G63 AMG 6×6
メルセデスベンツ・G63 AMG 6×6 全 10 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本は4月25日、6輪駆動のドライブトレインを搭載した特別仕様車『G63 AMG 6×6』を限定5台で発売すると発表した。

同社はG63 AMG 6×6を日本向けに2014年の生産枠5台を特別に確保、4月25日から8月31日までの期間限定で注文を受け付ける。なお、同特別仕様車の販売はアジアでは日本のみとなる。

G63 AMG 6×6は、世界各国の軍用車両や防弾仕様車などの開発を通じて培った特殊車両技術を投入した究極のオフロードモンスター。6つの駆動輪と5つのディファレンシャルロックの採用をはじめ、アクスルやサスペンションの最適化、タイヤ空気圧調整システムの搭載などにより、砂地、岩場、水溜まりなど、あらゆる悪路を走破することができる。

6輪駆動のドライブトレインは、オーストラリア軍などに納入している軍用車両の技術を転用。3つの車軸すべてとそれぞれの車軸間に搭載される5つのディファレンシャルギアすべてにロック機構を採用。センターコンソールの3つのスイッチを操作することで、急勾配や岩場をはじめとするあらゆるシーンで可能なかぎり最大のトラクションを確保する。また、防弾仕様車の技術をベースにした新開発「ポータルアクスル」の採用により、最低地上高460mm、渡河深度1000mmと、G63AMGに比べ大幅に走破性が向上している。

サスペンションには防弾仕様車で使われている強化コイルスプリングと、ラリーレース用に開発されたガス封入式ダンパーを採用。卓越した走行性能と優れた運動性能、高い走行安全性を実現している。さらに、乗用車としては世界初の「タイヤ空気圧調整システム」を搭載。運転席からスイッチ操作で6輪すべてのタイヤ空気圧を調整することができ、砂漠などを走行する際にタイヤ空気圧を減圧して接地面積を増やすことで、タイヤの地面への沈み込みを防止する。

心臓部には、最高出力544ps、最大トルク760Nmを発揮する最新のAMG 5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。7速AT「AMG スピードシフトプラス」との組み合わせで、トラクションが途切れることなくダイナミックでスムーズな走りを楽しむことができる。

エクステリアは、全長約6m、全幅2m以上、全高約2.3mの巨大なボディに、カーボンファイバー製のオーバーフェンダーとフロントルーフスポイラーを装着。ワイルドでスポーティな印象を強調している。

インテリアはシートのほか、ダッシュボードやドアパネルにも最高級のdesignoレザーを採用。電動シート調整機能およびシートヒーターとシートベンチレーターを備えた左右独立シートを前後に装備。さらにリアエンターテインメントシステムを採用し、乗員の快適性を高めている。

また、少量限定生産モデルながら、日本仕様専用装備として、COMANDディスプレイやインストゥルメントクラスター内表示を日本語対応としたほか、巨大なボディサイズと日本の道路事情を考慮し360度カメラシステムなど、本国仕様にはない装備も装着している。

価格は8000万円。

《纐纈敏也@DAYS》

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