神戸製鋼は、関西電力の火力電源入札募集に応札し、神戸製鉄所(兵庫県神戸市)での石炭火力発電所の増設を発表した。
同社は、原発停止で電力供給が逼迫している関西電力に応じて、以前から行っている神戸製鋼所での電力供給事業の拡大を目指している。
今回増設を予定している発電所の設置場所は、神戸製鉄所内の第3高炉(2017年11月休止予定)の跡地で、発電方式は、微粉炭火力による超々臨界圧発電設備。発電規模は、最大140万KWで、供給開始時期は2021年度~2022年度を目処としている。
同社は、神戸製鉄所において、発電規模140万KWの石炭火力発電所を建設し、2002年度より関西電力向けに電力卸売(IPP)事業を行うなど、電力供給事業を推進してきた。
このたび、関西電力が火力電源の入札実施を発表したことから、今後、応札に向け、発電所建設計画の詳細を検討するという。
今後、発電所の増設に関する環境アセスメントに向けて、関係行政機関、及び地元の同意を得るために準備を進める。