米蒸機「ビッグボーイ」、ディーゼル機に牽かれ移動開始
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4014号機は、SD-70M形ディーゼル機関車の4014号機と4884号機に前後を挟まれ、28日午前にカリフォルニア州ブルーミントンのコルトン操車場を出発。今後、30日にラスベガス(ネバダ州)、5月3日にソルトレイクシティ(ユタ州)、5日にオグデン(ユタ州)での展示を経て、8日の13時(米山岳部時間)にワイオミング州シャイアンに到着する予定だ。ユニオン・パシフィック鉄道は同社サイトで4014号機の現在位置情報を公開しているほか、ツイッターなどでもスケジュールを案内している。
(動画:Union Pacific Railroad公式Youtubeチャンネルより)
「ビッグボーイ」は炭水車まで含めた全長が約40.5m、重量約600tの巨大蒸気機関車。1941~1944年にかけて25両が製造され、勾配区間での重量貨物列車牽引に活躍した。引退後も8両が静態保存されていたが、ユニオン・パシフィック鉄道は2013年、保存車のうちカリフォルニア州ポモナに保存されていた4014号機を、動態復元に向け保存団体から取得したと発表。同機は今後、シャイアンの工場で3~5年程度かけて整備される予定という。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》