【ニューヨークモーターショー14】アキュラの新ミドルセダン、TLX 初公開…全身スポーツセダン

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アキュラ TLX(ニューヨークモーターショー14)
アキュラ TLX(ニューヨークモーターショー14) 全 11 枚 拡大写真

4月16日、米国で開幕したニューヨークモーターショー14。ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラブースの主役は、『TLX』の市販モデルが務めた。

アキュラTLXは、アキュラブランドのミドルセダン、『TL』の後継車。すでにアキュラは、最上級サルーンの『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)を、モデルチェンジを機に、『RLX』に車名変更した。これと同じネーミング手法で、アキュラTLはアキュラTLXに生まれ変わった。

アキュラがTLXでアピールするのは、「スポーツセダン」という点。搭載エンジンは、2種類の直噴ガソリン。2.4リットル直列4気筒「i-VTEC」は、最大出力206hp、最大トルク25.2kgmを発生する。新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションは、世界初のトルクコンバーター付き。素早い変速やシフトダウン時の自動回転合わせなどにより、スポーティな走りを追求。

すでに新型『MDX』に導入された3.5リットルV型6気筒「VTEC」は、最大出力290hp、最大トルク36.9kgmを引き出す。このエンジンは、気筒休止システム付き。新開発の9速ATと組み合わせた。アキュラは、「高出力と低燃費を両立した」と説明する。

駆動方式がFF仕様には、両エンジンともに、最新の4WSシステム、「P-AWS」(プレシジョン・オール・ホイール・ステア)を採用。リアサスペンションの内部に、左/右独立のリアトー制御システムを搭載し、リアトーを最適にコントロール。アキュラは、「幅広いシーンで高い旋回性能と安定した制動を実現した」と自信を見せる。

また、3.5リットル車には、「SH-AWD」(四輪駆動力自在制御システム)を設定。従来よりも25%軽量化した新世代システムで、新しいリア駆動ユニットのトルク自在制御システムが特徴。アキュラによると、さまざまな運転状況下において、低速時やタイトコーナーでの旋回性能をさらに高めているという。

さらに、新開発のボディとシャシーは、優れた運動性能や高級セダンとしての洗練、クラストップレベルの燃費性能と高レベルの衝突安全性を実現するために、ゼロから設計。アキュラはTLXについて、「アキュラのラインナップにおいて、最も俊敏でスポーティなダイナミック性能を実現した」とコメントしている。

《森脇稔》

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