新明和工業、ボーイング向け部品や特装車好調で営業利益が過去最高…2014年3月期決算

航空 企業動向

新明和工業が発表した2014年3月期連結決算は、営業利益が前年同期比86.2%増の108億7200万円と過去最高となった。

特装車セグメントの需要が高水準で推移したことに加え、航空機セグメントでボーイング向け部品の納入数が増加したことなどから、受注高が2148億6500万円、同30.0%増となり、売上高は同15.3%増の1740億1000万円と過去最高となった。

航空機セグメントでは、防衛省向けは、海上自衛隊が運用するUS-2型救難飛行艇の6号機を受注したほか、固定翼哨戒機「P-1」、次期輸送機「XC-2」向け部品の納入数が増加し、受注、売上ともに増加した。

民需関連は、ボーイングの777型機と787型機向け部品の納入数が増加したことなどから、受注、売上ともに増加した。

特装車セグメントでは、車体の製造販売では、東北地方における復興関連事業、首都圏におけるインフラの整備・更新関連事業の拡大により、受注、売上ともに増加した。

経常利益は増収に加え、為替が円安で推移したため、同76.6%増の114億4000万円と過去最高となった。純利益は事業譲受けや、株式取得を伴う企業の完全子会社化によって「負ののれん発生益」を計上したことなどから同34.5%減の74億4400万円となった。

今期の通期業績見通しは、売上高が同4.6%増の1820億円、営業利益が同21.8%減の85億円、経常利益が同23.1%減の88億円、純利益が同23.4%減の57億円を予想する。

《レスポンス編集部》

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