JR四国「伊予灘ものがたり」、7月26日から運転開始

鉄道 企業動向
7月26日から運転を開始する『伊予灘ものがたり』の1号車「茜の章」車内イメージ。「『和』のテイストが感じられる車両」にする。
7月26日から運転を開始する『伊予灘ものがたり』の1号車「茜の章」車内イメージ。「『和』のテイストが感じられる車両」にする。 全 6 枚 拡大写真

JR四国は4月30日、予讃線伊予長浜経由(愛ある伊予灘線)の観光列車『伊予灘ものがたり』を7月26日から運転すると発表した。

本年度は7月26日から2015年3月29日までの土曜・休日を中心に運転する予定。所定の運転日以外も貸切運転を実施する。運転本数は4本だが『伊予灘ものがたり1~4号』とせず『伊予灘ものがたり○○編』という愛称を付ける。

運転時刻は、『伊予灘ものがたり大洲編』が松山9時10分発~伊予大洲10時33分着、『伊予灘ものがたり双海編』が伊予大洲10時52分発~松山13時12分着、『伊予灘ものがたり八幡浜編』が松山13時28分発~八幡浜15時50分着、『伊予灘ものがたり道後編』が八幡浜16時05分発~松山18時06分着になる。

車両はキハ47形気動車の改造車2両を使用。基本コンセプトは「和と洋を調和させた懐古調のデザイン」で、1号車「茜の章」は「『和』のテイストが感じられる車両」、2号車「黄金の章」は「バースタイルのダイニングカウンターをもつモダンスタイルのインテリア」とする。

座席数は各車とも25席。「茜の章」は海向き展望シート7席と2人用対面シート10席、4人用ボックスシート8席、車椅子対応トイレを設け、このうち対面シート4席とボックスシート全席は畳席になる。「黄金の章」は海向き展望シート7席、2人用対面シート10席、4人用ボックスシート8席、販売用カウンターが設けられる。

全席グリーン車指定席で、グリーン券は乗車日の1カ月10時からJRみどりの窓口や主な旅行会社で発売する。通常運賃・料金の合計は松山~伊予大洲間が1930円(運賃950円・料金980円)、松山~八幡浜間が2260円(運賃1280円・料金980円)。

まあ、車内では事前予約制の食事を提供。『大洲編』は自社農園の野菜を使ったモーニングセット(2500円)、『双海編』は地元食材と旬にこだわったランチ(4500円)、『八幡浜編』は瀬戸内産の山海の幸を使用したフランス料理松花堂弁当(4500円)を用意する。『道後編』は事前予約制の食事を提供せず、飲み物やオードブルなどの販売を行う。

各列車にはアテンダントが乗務し、観光案内や車内販売などを行う。アテンダントの春夏用制服は「夏の伊予灘をイメージした紺色とお客様に涼しく柔らかな印象を与える薄いベージュ色」を基調とし、襟元や袖口には水面をイメージしたラインを入れる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  7. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る