三菱商事、シェルなどとシェールガスプラントを合弁開発…カナダから輸出

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三菱商事、カナダので推進している液化天然ガス(LNG)輸出プラントの共同開発計画「LNGカナダ」の合弁事業契約を締結
三菱商事、カナダので推進している液化天然ガス(LNG)輸出プラントの共同開発計画「LNGカナダ」の合弁事業契約を締結 全 1 枚 拡大写真

三菱商事は、シェル、韓国ガス公社、中国石油天然气集団と、カナダのブリティッシュ・コロンビア州キティマット港周辺で推進している液化天然ガス(LNG)輸出プラントの共同開発計画「LNGカナダ」の合弁事業契約を締結したと発表した。

カナダから日本初のシェールガス輸出を目指して、プロジェクト推進する。

また、三菱商事は、プロジェクトの操業会社として、LNGプラントを設計・建設・生産するLNGカナダ・デベロップメントを設立した。

同プロジェクトは、4社それぞれの長年にわたるLNG関連事業での実績と知見を結集させ、西カナダのLNG開発プロジェクトで主導的な役割を果たすもの。カナダの豊富なシェールガスを、日本を中心とした市場にLNGとして長期安定供給していく。

また、25年間の輸出許可を取得し、2系列の拡張が可能な広大、平坦な液化プラント用地を確保して初期的な技術検証も完了している。今回の合弁事業組成、操業会社の設立で、LNGプラントの基本設計作業、環境許認可の取得、プロジェクト推進に必要な関連諸契約の締結・履行を加速、最終投資決定を目指す。

プロジェクトの権益比率は、シェルが50%、三菱商事と韓国ガス公社がそれぞれ15%、中国石油が20%。現在の計画では、2系列で年間1200万トンのLNG供給を予定している。

一方、三菱商事は先行して西カナダシェールガス開発事業を2案件推進しており、これらを供給源に、シェールガスの生産から液化までのバリューチェーンを構築する。地政学的な優位性を持つ西カナダからのカナダ産LNGを新たな調達源に加えることで、日本のエネルギー資源の調達源多様化と長期安定確保に貢献する。

《レスポンス編集部》

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