デルタ航空が発表した2014年第1四半期(1-3月期)決算は、特別項目を除く税引き前利益が4億4400万ドルで、前年同期比3億6300万ドル(同基準で比較の場合)改善した。
特別項目を除く純利益は2億8100万ドルと、税評価性引当金の戻しによる非現金性税支出の1億6300万ドルを計上しながら前年同期比1億9600万ドル増となった。
1-3月期は、米国内の航空機再編成に伴う費用や燃料ヘッジの評価替え調整額、負債償還など、合計6800万ドルの特別項目を計上した。
特別項目を含むGAAP会計基準は、税引き前利益が3億3500万ドル、純利益が2億1300万ドルとなった。1月と2月の悪天候により、1万7000便以上が欠航となった。これらの欠航便により売上で9000万ドル減、税引き前利益で5500万ドル減の影響があった。
デルタ航空のリチャード・アンダーソン最高経営責任者は「前例のない悪天候にも関わらず、過去最高の第1四半期業績を達成することができたのは、デルタ航空の強さと弾力性の表れで、第2四半期(4-6月期)の営業粗利は14~16%を見込んでいる」とコメントしている。
1-3月期の営業収益は、悪天候による欠航で9000万ドルの売上減の影響があったものの、前年同期比4.9%増の76億7700万ドルとなった。輸送キャパシティが1.7%増加し、輸送量は3.5%上昇した。
第2四半期(4-6月期)の業績は営業利益率14~16%を予想する。