【日産 スカイライン 発売】車室内がコンサートホールのように

自動車 ニューモデル 新型車
日産・スカイライン
日産・スカイライン 全 8 枚 拡大写真

日産『スカイライン』は、開発当初から、オーディオメーカーのボーズが参加することで、高いレベルの音響空間を実現した。

「開発の初期段階から加わることはとても大切だ」とは、ボーズ・オートモーティブマーケティングコミュニケーションマネジャーの別府真由美さん。日産からは「先代スカイラインをはるかに超えるシステムを」とのオーダーから、様々な提案を行った結果、スカイラインというクルマのイメージを合わせて、今回のシステムにつながったという。

特にこだわったのは、アドバンスドステージングテクノロジーだ。「録音された音のライトレフトの成分を精緻に5つに振り分け、独自の信号処理を行う。そうすることで、演奏者の立ち位置がわかるように聴こえてくる。例えば、ギターは左側で演奏して、ピアノは右側で演奏しているというイメージ」と別府さん。もちろん、ある一カ所のスピーカーからその音が出てくるということではなく、それぞれのスピーカーから独自の信号処理されたバランスで聴こえてくる。

スカイラインは14個のスピーカーを使って音響を作り上げている。「前方には8cmの中高音域のスピーカーをリッチに使っていて、ピラーにあるツイーターは高音域。ウーハーはサイドのドア左右にある。5つ中高音域がフロントにあることで、サウンドステージという音の広がりと、サウンドイメージという、それぞれの演奏者の音の輪郭がクリアになるように設置している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  6. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  7. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  8. マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
  9. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る