札幌市交通局、運賃改定を申請…10月1日実施へ

鉄道 行政
札幌市営地下鉄と札幌市電の運賃改定は10月1日に実施。地下鉄1区と市電の普通運賃は現行のまま据え置く。
札幌市営地下鉄と札幌市電の運賃改定は10月1日に実施。地下鉄1区と市電の普通運賃は現行のまま据え置く。 全 1 枚 拡大写真

札幌市交通局は5月8日、消費税率の引上げに伴う旅客運賃変更認可を国土交通大臣に申請した。申請通り認可された場合、10月1日に運賃を改定する予定。

今回の運賃改定は、消費税率の引上げ分のみ運賃に転嫁。105分の108を乗じた額を四捨五入により端数処理し、10円単位の運賃とする。ICカードによる1円単位運賃は導入しない。

この計算式を全面的に採用すると税率引上げ分の範囲を超えるため、市営地下鉄の普通運賃は初乗り運賃に相当する1区(大人200円、端数処理前の改定額は206.3円)で端数を切り捨て、現在と同じ200円に据え置くことで調整する。市電(大人170円)の普通運賃も端数処理前の金額が174.96円となるため、四捨五入で現行運賃のままになる。市営地下鉄の2~6区の運賃は、大人の場合で各区10円の値上げになる。

定期運賃は市営地下鉄・市電ともに、現行運賃に105分の108を乗じた額を四捨五入により端数処理し、10円単位の運賃にする。フリー切符なども定期運賃と同様に処理するが、「ドニチカキップ」「地下鉄専用1dayカード」は全体の改定率を税率引上げ分に近接させるため、端数の切り上げによって調整する。「共通1dayカード」は共同で発行しているバス事業者の改定内容を勘案して運賃を据え置く。

この結果、改定率は市営地下鉄が2.635%(定期外2.570%、定期2.861%)に。市電は0.447%(定期外0.163%・定期2.882%)になる。

《草町義和》

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