富士重吉永社長「STIブランド強化する」 ライン生産も検討

自動車 ビジネス 企業動向
新型スバル WRX STI
新型スバル WRX STI 全 9 枚 拡大写真

富士重工業の吉永泰之社長は5月9日に都内で会見し、今年度から始まる中期経営ビジョンで、モータースポーツ統括会社であるスバルテクニカルインターナショナル(STI)のブランドを強化する考えを明らかにした。

吉永社長は「STIは、とくにクルマ好きの方たちの中では非常にブランド力があり、我々の側からいえば大切な資産。まさに今回の経営ビジョンの中にあえて入れた。STIブランドを強化していきたいと思っている」と述べた。

その一環として、3月末まで富士重の常務執行役員でスバル技術本部副本部長を務めていた平川良夫氏を4月1日付けでSTI社長に就く人事を行ったことを明らかにした上で、「モータースポーツ等も含めて活動全体を見直して、計画を詰めていきたいと考えている」と語った。

またスバル技術本部長を務める武藤直人取締役専務執行役員は「STIのブランドが今までスポーティな走りというところだったが、これからより質感の高い走りという方向へ発展すると思っている。またSTIの車は、工場からラインオフした後に部品を取り外して組み立てていたが、ラインの中で量産車と同じように組み立てていければ、お客様のニーズに合うし、効率改善にもなる。そういう検討を進めている」と話した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る