製糖国内最大手のMSMマレーシア・ホールディングスとアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点を置くアル・ハリージ・インターナショナルは共同で、ジョホール州タンジョン・プルパス港(PTP)において製糖工場と物流コンプレックス、船舶ターミナルを建設する計画だ。
ザ・スターが報じた。
合計で2億5,000万ー2億7,000万米ドルを投資する方針だ。8日、事業提携に関する了解覚書(MoU)が締結された。MSMマレーシアは農園大手のフェルダ・グローバル・ベンチャーズ・ホールディングスの製糖部門子会社。
製糖ハブは2016年に完成する予定で、MSMの年間の製糖能力は現在の125万トンから325万トンに増える予定だ。コスト削減を通じて価格の引き下げにも取り組む予定だ。同社のマレーシア国内の4カ所の工場は全てフル稼働している。国内のシェアは57%を占めている。
MSMはアジア太平洋地域で最大の製糖ハブを作る計画を立てており、今回の事業はその一環となる。MSMマレーシアが合弁事業の51%を、アル・ハリージが49%を保有する。
MSMのシェイク・アワブ・シェイク・アボド最高経営責任者(CEO)は、アル・ハリージとの提携により、タイやシンガポールにある製糖ハブと肩を並べることができるようになるとコメント。将来的にはインドや中国などの市場への参入も予定していると述べた。
アル・ハリージの製糖量は世界市場の3%を占めており、製品は50カ国以上に輸出されている。