三菱重工業が発表した2014年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比22.9%増の1831億円と増益となった。
受注高は同12.8%増の3兆4200億円と大幅に増えた。売上高は、M&A効果や円安の影響でエネルギー・環境、機械・設備システムを中心に全てのドメインで増収となり、同18.9%増の3兆3495億円と大幅増収となった。
受注は、防衛・宇宙事業では航空機、艦艇などが増加した。機械・設備システム事業はターボチャージャーやフォークリフトなどが伸びた。交通・輸送事業では、MRJ、新造船などが減少した。
営業利益は、防衛・宇宙、エネルギー・環境、機械・設備システムの3ドメインが増益となり、同26.1%増の2061億円となった。当期純利益は持分変動利益を特別利益に計上した結果、同64.8%増の1604億円となった。
今期の業績見通しは売上高が同19.4%増の4兆円、営業利益が同21.3%増の2500億円、経常利益が同25.6%増の2300億円、純利益が同19.0%減の1300億円を予想する。