豊田通商、インドで自動車向け高機能プラスチック製造事業に参入

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合弁会社所在地と樹脂コンパウンド
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豊田通商は、豊田通商インディアおよび、日本ピグメントシンガポール、マザーソンスミシステムスと、インド・チェンナイ近郊で、自動車用途として需要の高い高機能プラスチックの生産を、2014年6月より本格稼働したと発表した。

今回の生産にあたり、4社はすでに2013年3月にインド・デリー近郊に合成樹脂コンパウンド事業会社を設立。資本金は9000万ルビー(約1億6000万円)、出資比率は豊田通商11%、豊田通商インディア20%、日本ピグメントシンガポール19.5%、マザーソンスミシステムス49.5%。チェンナイ近郊で生産拠点の建設に着工している。

近年、自動車・電機業界をはじめとする日系企業や欧米系企業のインド南部地域への進出・現地生産が加速しており、これに伴い、高機能プラスチックも現地調達ニーズが拡大。豊田通商は、そのニーズに迅速かつ的確に対応するため、インド南部に合弁会社を設立し、合成樹脂メーカー向け高機能プラスチックの受託加工・製造事業に参入する。

日本ピグメントシンガポールは、プラスチックの着色加工をはじめとするコンパウンド事業で50年の業歴を持ち、アジアに9拠点、日本に6拠点の関連工場を有する日本ピグメントの100%出資会社。マザーソンスミシステムスは、インドにおける総合自動車部品メーカーであるマザーソングループの中核企業として約40年の実績を持ち、インド国内外の自動車部品メーカーに樹脂コンパウンドやワイヤーハーネス等の製品を供給している。

今後は、日本ピグメントが培ってきたコンパウンド事業における技術・ノウハウと、マザーソンスミシステムスのインドにおける事業運営ノウハウ、豊田通商の物流・販売ネットワークを生かし、インドにおける高品質・高機能プラスチックのバリューチェーン構築を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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