【IIHS衝突安全】トヨタの北米主力SUV、ハイランダー 新型…トップセーフティピック+に認定

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米IIHSが実施した新型トヨタハイランダーの新スモールオーバーラップ衝突テスト
米IIHSが実施した新型トヨタハイランダーの新スモールオーバーラップ衝突テスト 全 4 枚 拡大写真

米国IIHS(道路安全保険協会)は4月8日、トヨタの北米向け主力SUV、新型『ハイランダー』を、最高の衝突安全性を備えた「2014トップセーフティピック+」に指定すると発表した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。

さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと、横転を想定したルーフ強度テストも実施。また今回、新型ハイランダーは、「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストを受けた。

これは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて、固定バリアにぶつけるもの。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだが、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。そして、IIHSは総合評価で優れた安全性を示した車を、「トップセーフティピック+」に指定。従来の「トップセーフティピック」以上の最高レベルの衝突安全性を認めている。

新型ハイランダーの新スモールオーバーラップテストでは、頭/首、胸、大腿部、足と、全ての部位への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。ただし、ボディの安全構造に対する判定は、上から2番目のACCEPTABLE(良)だった。

通常の衝突テストに、新スモールオーバーラップテストを加味した総合評価で、新型ハイランダーはACCEPTABLE(良)評価。それでもIIHSから、2014トップセーフティピック+に認定された。IIHSは新型ハイランダーの新スモールオーバーラップテストについて、「ドライバーの生存空間が保たれている」とコメントしている。

《森脇稔》

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