阪神高速50周年、長大橋「港大橋」のスケールと地震対策を訴求

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港大橋の展示
港大橋の展示 全 6 枚 拡大写真

阪神高速道路は、5月10日、11日の2日間にわたって、大阪市北区のグランフロント大阪北館で、開通50周年記念「阪神高速展」を開催した。

現在、総営業距離が259.1kmにのびた阪神高速のルートでひときわ目立つのが 長大橋「港大橋」だ。今回の阪神高速展でも、港大橋の耐震補強に関する展示が来場者の注目を集めた。

この港大橋は、1974年に大阪港の入港海路をまたぐ形で完成し、全長が980m、中央径間510mという規模で、トラス橋としては世界第3位、日本国内では第1位のスケールを誇る。日本ではめずらしい2層形式の道路橋で、上層が大阪南港と大阪中心部をつなぐ道路として、下層が阪神高速の4号湾岸線として阪神高速のネットワークを形成している。

阪神高速に大きな被害をもたらした1995年の阪神・淡路大震災では、港大橋に大きな被害はなかったものの、2002年に「床組免震化」と「座屈拘束ブレース」を採用した港大橋の耐震補強工事が完成した。

今回の展示では、座屈拘束ブレースの効果を見せる模型と、港大橋のどの部分に使われているかをパネル展示で説明した。座屈拘束ブレースの模型展示では、ブレース付きの橋桁とブレース無しの橋桁を並べて、両方の橋桁を揺らせて、ブレース付きの橋桁の耐震性能をアピールした。

《山内 博》

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