日曜の反中デモ、厳戒態勢で阻止 ベトナム

エマージング・マーケット 東南アジア

【ベトナム】ベトナムの主要都市では18日、中国が南シナ海のパラセル(西沙)諸島付近で石油掘削を開始したことに抗議する反中デモが予定されていたが、公安当局の厳戒態勢で大規模なデモは阻止された。

 公安当局はこれまで反中デモを黙認してきたが、参加者が暴徒化し、工業団地を襲撃する事態に発展したことを受け、一転して厳戒態勢に転じた。

 ハノイからの外電報道によると、ハノイの中国大使館周辺には同日午前、デモに参加しようとする市民が続々集まったが、公安当局が周辺を封鎖。一部で公安ともみ合いになったが、デモ開催は阻止された。

 ホーチミンでは、青年文化会館や市民劇場(オペラハウス)前でデモが呼び掛けられたが、集まった約50人が公安に連行された。

 反中暴動で中国人1人が死亡したハティン省では、約80人がデモを行ったが、衝突はなかった。ダナンやニャチャンでも小規模なデモがあったが、平穏に終了した。

 これに先立ち、グエン・タン・ズン首相は17日、国民に暴力行為に及ばないよう呼び掛けた。

 一方、中国外務省によると、これまでにベトナムに居住していた中国人3000人以上が中国大使館の支援を受け帰国した。

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  5. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  6. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  7. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  8. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  9. 日産エクストレイル”ROCK CREEK“の魅力を人気インフルエンサー・あずあずが語る!PR
  10. オールブラック仕上げのカワサキ『Z900RS』発売へ!「ブラックボールエディション」152万9000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る