トヨタとテスラ、RAV4 EV の共同プロジェクト終了へ…テスラが発表

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トヨタ RAV4 EVの市販モデル
トヨタ RAV4 EVの市販モデル 全 5 枚 拡大写真

トヨタ自動車が米国市場へ投入している『RAV4 EV』。このトヨタと米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズとの共同プロジェクトが、年内にも終了する見通しであることが分かった。

これは5月9日、テスラモーターズが明らかにしたもの。RAV4 EVは、テスラモーターズ製のEVパワートレインを積む。そのテスラモーターズが今回、「RAV4 EVの生産に関するトヨタとの共同プログラムは、2014年内に終了する見通し」と公表している。

RAV4 EVは、先代『RAV4』(日本市場では現在でも販売中)をベースに開発されたEV。トヨタとテスラモーターズは2010年5月、EVの開発などでの業務・資本提携を結ぶことで合意。これに基づいて2012年5月、トヨタはテスラモーターズから、RAV4 EV用のパワートレインとして、バッテリー(二次電池)、充電システム、インバーター、モーター、トランスミッションなどを購入すると発表していた。

テスラとトヨタの当初の契約では、2012年から向こう3年間、2600台のRAV4 EV用のパワートレインを、テスラがトヨタに供給する内容だった。現時点でのRAV4 EVの累計販売台数は、約1600台。今回のテスラの発表によると、契約満了を待たずして、RAV4 EVの共同プロジェクトは打ち切られることになる。

なお現時点では、トヨタからこの件についての発表はない。ベース車両のRAV4は米国では2012年11月、モデルチェンジを受けているが、新型RAV4ベースのEVが登場するかどうかも、明らかになっていない。

《森脇稔》

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