JR東日本、常磐線湯本駅をリニューアル…ホームに足湯

鉄道 企業動向
湯本駅のリニューアル完成イメージ。2015年に実施される「ふくしまデスティネーションキャンペーン」にあわせて工事を進める。
湯本駅のリニューアル完成イメージ。2015年に実施される「ふくしまデスティネーションキャンペーン」にあわせて工事を進める。 全 1 枚 拡大写真

JR東日本水戸支社は2015年に実施する観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」にあわせ、常磐線湯本駅(福島県いわき市)をリニューアルする。同支社が5月16日、発表した。

湯本駅の現在の駅舎はRC造2階建てで、延床面積は556.4平方m。1967年の建設から47年が経過している。今回の改良工事では耐震補強工事を実施するほか、「地域一体の駅づくり」をコンセプトにしたリニューアルも実施。イベントを開催できる待合いスペースを整備し、駅舎の2階には物販スペースとギャラリーなどを設ける。プラットホームには足湯を整備して「温泉街のおもてなしとして演出し、憩いの場を提供」(水戸支社)するという。

省エネルギー化と再生可能エネルギーの導入にも力を入れる。太陽光発電設備を設置して駅舎やホームで使用する電力を創出するほか、待合スペースにも温泉熱を利用した床暖房設備を設置。暖房で利用した温泉は足湯で再利用する。また、発光ダイオード(LED)照明などを取り入れることにより、駅全体の二酸化炭素(CO2)排出量を約22%削減する。

リニューアル工事は5月から着手し、2015年3月の使用開始を目指す。また、駅舎のリニューアルにあわせて副駅名を導入し、駅名標などで表示する。副駅名は公募により選定することになっており、応募要項など詳細はいわき観光まちづくりビューローが後日案内する予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る