5月17日・18日に神戸市で環境省による「エコ&セーフティ神戸カーライフ フェスタ2014」が開催された。
今回ホンダは、燃料電池電気自動車『FCXクラリティ』と「外部給電装置」を展示した。これらは、埼玉県庁での水素システム実証試験中のシステムだ。
展示されたFCXクラリティと外部給電装置の特長としては、1.外部給電装置として可搬型インバータボックスを使用、最大9kWの外部強電が可能、2.9kWの電力を連続して7時間以上供給する能力があり一般家庭の使用電力6日分に相当する、3.被災地の避難所のように規模の大きな施設の非常用電源に利用可能、4.燃料電池による大出力の外部給電が可能だという点が上げられる。
この外部給電装置の外形寸法は、高さ628mm×幅623mm×奥行き368mmで、FCXクラリティのトランクに収納可能な大きさ。重さは49.5kgで一人で持ち上げるのは難しい重さだ。
FCXクラリティのトランクには外部給電装置のコネクタを接続するソケットが備えられており、外部給電装置の接続は簡単だ。
外部給電装置には、15Aが6個、30Aが3個の交流コンセントが設けられている。これだけのコンセント数があれば、災害時の避難所での使用にも対応できるだろう。