GM、米国で新たに242万台をリコール…社内調査で発見

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新型キャデラック エスカレード
新型キャデラック エスカレード 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは5月20日、米国市場で242万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

今回の不具合は、GMの一連のリコール問題を受けて、社内調査を強化していた過程で新たに見つかったもの。GMは4件の不具合情報を開示している。

4件の中で台数が最も多いのは、ビュイック『アンクレイブ』、シボレー『トラバース』、GMC『アカディア』など中型クロスオーバー車のリコールで、133万9355台。前席のシートベルトの不具合で、事故の際、乗員が負傷する可能性がある。

これに次いで、台数が多いのは、2008年モデル以前のシボレー『マリブ』とポンテアック『G6』で、113万1113台。旧世代の4速ATのシフトケーブルが劣化し、シフトの位置表示と実際のギアが、一致しない恐れがある。

また、キャデラックブランドの最上級SUV、『エスカレード』では、最新の2015年モデルを1402台リコール。助手席サイドエアバッグの組み付けに不備があり、事故の際、エアバッグが完全に開かない可能性がある。

この他、最新のシボレー『シルバラードHD』と、その兄弟車のGMC『シエラHD』の合計58台をリコール。なお、GMは、「これらの不具合に起因する事故による死者はいない」と説明している。

《森脇稔》

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