ZMP、伊ベンチャー企業とステレオビジョンシステムのマーケティングで協業

自動車 テクノロジー 安全
3DV Stereo System
3DV Stereo System 全 2 枚 拡大写真

ZMPは5月21日、伊VisLab社が開発したステレオビジョンシステムの日本におけるマーケティングで協業を開始すると発表した。

VisLab社は、イタリア・パルマ大学Alberto Broggi教授率いるベンチャーで、自動車分野のための画像認識アルゴリズムおよびインテリジェントシステムの研究開発を行っている。マシンビジョン、パターン認識、機械学習、人工知能、ロボット工学およびリアルタイムシステムといった分野での研究をベースに、車線検知、車両・歩行者検出、障害物検知などの技術を有し、2010年にはパルマから上海までを自動運転車両で走行した実績もある。

VisLab社の「3DV Stereo System」は、2つのカメラから3次元空間を再構築するステレオカメラシステム。リアルタイムで高精細な三次元情報(最大300万点/秒のポイントクラウド)を提供するほか、環境認識、障害物の検出・追跡、地形・斜面の推定などが可能で、自動運転車両や先進安全運転システムの画像認識システムとして利用できる。

一方、ZMPは日本国内で自動運転の研究用車両プラットフォーム「RoboCarシリーズ」を2009年より開発し、累計500台の販売実績を重ねてきた。2012年より乗用車トヨタプリウスをベース車両とした「RoboCar HV」を販売しており、2013年のITS世界会議、東京モーターショーにて自動運転のデモを一般公開し、一般市民の試乗体験を実施している。

今回両社は、自動運転分野での研究開発および実用化促進のため、VisLab社の持つ画像認識技術の日本におけるマーケティングを開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る