ヒュンダイの量産燃料電池車、米国初上陸…南カリフォルニアでリース販売へ

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米国に初上陸したヒュンダイ ツーソン・フューエルセル
米国に初上陸したヒュンダイ ツーソン・フューエルセル 全 1 枚 拡大写真

韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは5月20日、『ツーソン・フューエルセル』の量産車が、米国に初上陸したと発表した。

この燃料電池車は2013年夏、『ix35フューエルセル』として欧州市場へ投入されたモデル。ヒュンダイのCセグメント主力SUV、『ix35』(北米名:『ツーソン』)をベースに開発された燃料電池車で、最大出力136psのモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。

最大航続可能距離は480km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km/hの性能を備える。ヒュンダイによると、加速性能はガソリンエンジン車と同等だという。

2013年11月、ヒュンダイはロサンゼルスモーターショー13において、ツーソン・フューエルセルの米国市場投入を宣言。2014年初夏、まずは南カリフォルニアでリース販売を開始する。リース料は月々499ドル(約5万円)。この中には、水素の補給代とメンテナンス費用を含む。

5月20日、ロサンゼルスの港に、米国向けツーソン・フューエルセルを載せた最初の船便が到着。ヒュンダイモーターアメリカのマイク・オブライアン副社長は、「ヒュンダイの水素燃料電池車は、次世代のゼロエミッション技術を示すもの。代替燃料車の市場で、リーダー的役割を担うことを誇りに思う」とコメントしている。

《森脇稔》

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