【スマートフォン&モバイルEXPO14】ゼンリンデータコム、高解像度スマホ最適化の「いつもNAVI ドライブ」を訴求

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ゼンリンデータコム いつもNAVI ドライブ
ゼンリンデータコム いつもNAVI ドライブ 全 13 枚 拡大写真

スマートフォン&モバイルEXPO14において、ゼンリンデータコムは4月22日に発表したナビゲーションアプリ「いつもNAVI ドライブ」を大々的に訴求した。

このいつもNAVI ドライブはiOS・Android双方に対応しており、iPhoneのRetinaディスプレイに代表されるスマートフォンの高解像画面を活かして建物や山並みを高精細な3D描画で表現している。同社モバイル事業部の海老原直茂氏によれば、「一般的なカーナビが7インチ・800×480のWVGAサイズにとどまっているのに対し、たとえばiPhone 5Sでは対角4インチの小ディスプレイながら1136 x 640という高解像度画面を持っている。この高解像度を活かしたリッチな表現を目指している」と説明する。実際、見てみるとこれまで見慣れたカーナビ画面とは一線を画すリアルさだ。

いつもNAVI ドライブでは走行車線を案内する「レーン to レーン」機能や道路の標高差データなども収録し、ナビゲーション機能に力を入れたという。「このアプリは地図やPOIをローカルに持たないいわゆるオフボードアプリだが、iOSの場合は最大2GBまでのキャッシュ収録ができる」とのこと。価格はiOS版が300円/月・3000円/年、Android版が324円/月。iOS版・Android版ともに、初回のみ7日間無料のお試し利用が可能だ。

また同社ブースではBlackBerry子会社が開発するOS「QNX」プラットフォームに対応したナビゲーションアプリもデモ展示。ITS第1事業部の矢野覚士氏によれば「QNXはPOSIXベースの車載機向けOSで、欧米では高いシェアを持っている。Androidアプリの移植の容易さも特徴で、HTML5アプリとおなじようにAndroidアプリを個別のアプリケーションコンテナに格納してAndroidアプリを走らせることができる。Androidアプリを開発しているベンダーであれば、QNX CARプラットフォームへの移植を簡単に行えることも魅力のひとつ」だという。

QNXは優れたブートレスポンスも売りのひとつで、北米では2014年より新たに発売される車両にバックカメラの設置を義務づけられている(KT法)が、QNXはイグニッションONから2秒以内にバックカメラを起動できるという。

QNXの隣に置かれていたのが、アバルタ・テクノロジーのスマートデバイス/車載機のミラーリング技術「WEBLINK」を利用したナビゲーションデモ。WEBLINKはスマートフォン側のモバイルブラウザを利用して描画したHTML5画面を、30fpsの高速フレームレートで車載機画面に転送することが可能だ。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る