指定薬物を摂取後にクルマを運転して事故、薬事法違反で逮捕

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今年4月、滋賀県栗東市内で発生した車両4台が関係する多重衝突事故について、滋賀県警は21日、薬事法で指定された禁止薬物を所持していたとして、32歳の男を薬事法違反(指定薬物所持)容疑で逮捕した。運転前に摂取したものとみられている。

滋賀県警・組織犯罪対策課によると、薬事法違反容疑で逮捕された三重県伊賀市内に在住する32歳の男は、2014年4月16日の午後9時30分ごろ、栗東市手原5丁目付近の国道1号で軽乗用車を運転中、車両4台が関係する多重衝突事故を起こし、1人に軽傷を負わせた疑いがもたれている。

事故直後の男は意識が朦朧とした状態で、聴取に対しては「ハーブを吸っていた。吸った後におかしくなった」などと供述。車内を捜索した結果、CDケースの中から不審な乾燥植物片約0.8グラムを発見。鑑定を行ったところ、薬事法で指定された成分を含有する「NNE1 indazole analog」近似ということがわかった。

男は事故直後に自動車運転過失傷害容疑で逮捕され、5月上旬には危険運転致傷罪で起訴されていたが、指定薬物の入手経路を解明するため、今年4月に改正された薬事法を適用し、指定薬物所持容疑で逮捕した。

また、男にこのハーブを販売したとして、三重県鈴鹿市内でハーブ販売店を経営し、ブラジル国籍を持つ32歳の男も薬事法違反(指定薬物譲渡)容疑で逮捕しており、警察ではこの男も追及。販売先や入手ルートの特定も進める方針だ。

《石田真一》

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