ドイツの高級車メーカー、BMWグループのMINIは5月23日、イタリアで開幕した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ2014」において、MINI『スーペルレッジェーラ・ビジョン』を初公開した。
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステは、ミラノ北部のコモ湖畔で、毎年開催されているクラシックカーの一大イベント。ここ数年、BMWグループは同イベントに協賛しており、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステのために、ワンオフのコンセプトカーを製作し、公開してきた。
今年は、トゥーリング・スーペルレッジェーラ社と協力。同社は、イタリア・ミラノで1926年に創業した老舗コーチビルダー、カロッツェリア・トゥーリングの流れを汲む会社として、2006年に設立。現在ミラノを拠点に、自動車メーカーの依頼を受けてデザインエンジニアリングなどを行っている。
MINIスーペルレッジェーラ・ビジョンは、クラシカルな雰囲気を持つ2シーターのロードスターの提案。ハンドメイドで生み出されたボディは、量産車とは一線を画する滑らかな仕上がりを見せる。リップスポイラーなどの細部のパーツには、カーボンファイバーを使う。ボディカラーは、コモ湖にちなんだ「コモブルー」。
インテリアは、アルミ仕上げのダッシュボードが斬新。中央には、MINIらしい大型ディスプレイを配した。ステアリングホイールは、クラシックな3本スポークデザイン。シートには、厳選されたレザーを使用する。なお、パワートレインに関して、MINIは、「EV」とだけ説明している。