ドイツの高級車メーカー、BMWが発売したばかりの新型『X5』。同車が米国市場で、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは5月20日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカから、新型『X5』に関するリコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、米国向けの新型X5にオプション設定される「ソフト・クローズ・オートマチック」の不具合が原因。日本仕様では、「ソフト・クローズ・ドア」と呼ばれる装備に、不具合が見つかった。
NHTSAによると、新型X5の後部ドアのロック機構に不備があり、チャイルドロックを作動させた状態で、室内のドアハンドルを引くと、チャイルドロックが解除される恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、米国で販売された新型X5の2014年モデル。2013年12月中旬から2014年3月上旬にかけて生産された6400台が該当する。
BMWオブノースアメリカは、対象車両を保有する顧客に連絡。販売店で車両の点検を行い、ドアロック機構を交換するリコール作業を行う予定。