米国の自動車最大手、GMのオーストラリア部門、ホールデンは5月13日、現地での「HF」型V6ガソリンエンジンの累計生産台数が、100万基に到達したと発表した。
HF型V6エンジンは、ホールデンの主力ユニット。オーストラリア国内向けだけでなく、北米、南米、欧州、アジアにも出荷しており、シボレー、ビュイック、オペル各車に搭載されている。
HF型V6エンジンの生産を開始したのは、2003年。それから11年を経て、累計生産台数が、100万基に到達した。
このV6エンジンには、排気量などの違いにより、34種類ものバリエーションを用意。記念すべき100万基目となったのは、排気量3.6リットル版。オーストラリア・ビクトリア州のポートメルボルン工場では、100万基目の完成を、従業員が祝福した。
ホールデンのエンジン製造部門を率いるマーティン・メリー氏は、「我々の使命は、世界最高のエンジンを作ること。ここで組み立てられるエンジンの3分の1は、ホールデン車に積む」と語っている。