構造計画研究所、ISO26262故障解析テンプレートの新バージョンをリリース

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構造計画研究所は、米IHS社のリスクマネジメントソリューションをプラットフォームとした「自動車向け機能安全規格ISO26262 故障解析テンプレート」の、新バージョン ver.3 の提供を5月27日より開始した。

自動車の車載電子制御向け機能安全についての国際規格であるISO26262は、2011年11月に正式発効。この規格の発効により、関連メーカやサプライヤは、電気/電子制御システムについて、「壊れても安全」である設計とその証明が国内外問わず求められることとなり、各社が対応を進めている。

構造計画研究所のIHSリスクマネジメントソリューションでは、様々なリスク・信頼性解析手法の機能、フレキシブルなユーザカスタマイズ性能、分析作業の質と効率を高める知見化の機能により、同規格のリスク分析・信頼性解析の品質向上と品質管理者の作業負荷軽減を実現し、安全な自動車開発を支援。2012年4月の提供開始以来、数十社が採用している。

今回、導入顧客の要望、さらに2013年9月に発行されたISO26262解説書記載の内容を盛り込み、さらなる故障解析作業の業務ノウハウを強化、そして作業効率を向上させたテンプレートの新バージョンをリリースした。

新バージョンでは、ISO26262における様々な故障解析やリスク分析(FMEA、FTA、ハザード(ASIL)解析、FMEDAなど)に対応。特にハードウェア解析においては、FMEA-FTA-カットセット分析-FMEDA-メトリクス集計-PMHF 算出-専用方策まで、業務フローに応じたシームレスなデータ連携を可能とした。また、入力データの文言を統一しながら構造的に蓄積することで、次の開発での知見として利活用できるようにし、負荷軽減を実現した。

《纐纈敏也@DAYS》

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