JXオーシャンは、ジャパン・マリンユナイテッドの呉事業所で、31万トン型タンカー「エネオス・オーシャン」が竣工したと発表した。
新造船は、新型電子制御主機関やターボ発電機の搭載により、省エネルギーと環境性能の向上を図った。地球規模での環境・生態系保護を目的とした国際条約「バラスト水管理条約」の発行に先立ち、バラスト水処理装置も搭載した。
今後、JX日鉱日石エネルギー向けの原油輸送に従事する。
船名はJXグループのブランド名称である「エネオス」と、今年4月にJX日鉱日石タンカーとJX日鉱日石シッピングが合併してJXオーシャンが発足してから初の竣工船となることから社名の「オーシャン」を採り入れて命名した。
また、今年8月末には姉妹船が第2船として竣工する予定。
JXオーシャンでは、新造船の投入により、安全・安定運航を継続し、地球環境との調和と海上運送サービスの品質向上に力を入れるとしている。