【地球温暖化防止展14】3輪電動バイク、実用化に大きく前進

モーターサイクル 企業動向
E・ミニモが開発中のEVトライク バトラ03
E・ミニモが開発中のEVトライク バトラ03 全 4 枚 拡大写真

地球温暖化防止展で見慣れない3輪バイクを見つけた。ホンダ『ズーマー』のようにフレームがキャリアを兼ねたような、実用的でモダンなフォルム。しかも3輪のEVだ。

【画像全4枚】

出展していたのは神奈川県のE・ミニモ。同社は自立発電式の防災街路灯や、EVの開発・生産とその運用システムの提案を行っている。この「バトラ03」は現在開発中のEVバイクで、ライダー80kgに荷物50kgの合計130kgを積載した状態で70kmの航続距離を目標に、現在実証実験を行っている。発売は今夏の予定。

「平地で荷物を積まない状態での航続距離をカタログデータとして示しても、実際に使用される際には航続距離が短くなってしまっては実用性が低くなってしまいます」と語るのはEVバトラの開発を行っているE・ミニモの小林氏。荷物の積載能力に優れ、たとえ結構な重量を搭載しても十分な航続距離を確保する電動バイクにするのが目標だと言う。

ユニークなのは後輪のサスペンション機構だ。左右の車輪がそれぞれ独立したスイングアームで上下し、コーナリング時には左右が逆に動くようなリンクを搭載することにより、車体全体が傾いて安定したコーナリングを行うことを可能にしている。「ジャイロX」のようにエンジンから後輪までは一体であるものと比べ、コーナリングのスムーズさ、乗り心地に優れるのだ。

それを実現しているのは、後輪左右に独立して備えられたインホイールモーター。複雑な駆動システムを介さず、左右の後輪を独立して動くようにしているのだ。しかもレアアースゼロで高効率なSRモーターを搭載している。今後はルーフ付きのモデルも開発する予定とか。予定参考価格は88万円と少々値は張るが、企業にはリース契約によりリーズナブルに維持管理できるシステムも考えているそうだ。

《高根英幸》

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