【住まいづくりフェア14】サスペンションのHKS、制震装置で住宅市場に殴り込み

自動車 ビジネス 企業動向
HKSの制震装置
HKSの制震装置 全 3 枚 拡大写真

自動車用部品も他の業界の商品に活かせるケースは少なくない。例えば、サスペンションだ。ショックを吸収し、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能を持つが、それを住宅用に改良し、販売しようというのがエッチ・ケー・エス(HKS)だ。

【画像全3枚】

「構造はサスペンションと同じですが、非常にねじりに強いのが特徴です。今までのノウハウを結集し、満を持して住宅用の制震装置として近々発売します」と同社関係者は自信を見せる。

柱と横架材にこの装置を斜めに設置すると、地震が起こった瞬間からエネルギーの吸収が始まり、家の変形にブレーキをかける。しかも、あらゆる周波数に対応しているので、地震の震動のみならず、近隣の走行車両の通行による不快な振動も抑えるそうだ。

一般の家(2階建て延床40坪程度)だと、12本程度つけるだけで、地震に強い住宅に生まれ変わるので、同社では新築のみならず、リフォームでの採用も狙っている。価格は1本4万2000円。「これから次々に商品を出していきます」と同社関係者は意気込んでいた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る