フォルクスワーゲンの超低燃費カー、量産第一号を納車

エコカー EV
ドイツの顧客に引き渡されたフォルクスワーゲン XL1の量産第一号車
ドイツの顧客に引き渡されたフォルクスワーゲン XL1の量産第一号車 全 6 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは6月1日、超低燃費車『XL1』の量産第一号車を、ドイツの顧客に引き渡した。

XL1は2013年3月、ジュネーブモーターショー13で量産仕様車を初公開。2シーターの未来的デザインが特徴で、ボディサイズは全長3888×全幅1665×全高1153mm。『ポロ』よりも、ひと回り小さい。1153mmの全高は、スポーツカーのポルシェ『ボクスター』よりも、約130mmも低い。

パワートレインは、800ccの2気筒ターボディーゼル「TDI」(最大出力48ps) に、モーター(最大出力27ps)を組み合わせたプラグハイブリッド(PHV)。二次電池は、蓄電容量5.5kWhのリチウムイオンバッテリー。トランスミッションは7速デュアルクラッチのDSG。

XL1の車両重量は、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製のモノコックのおかげで、795kgと非常に軽量。空気抵抗係数のCd値も、わずか0.189。また、EVモードでは、最大50kmのゼロエミッション走行が可能。この効果もあり、欧州複合モード燃費111.1km/リットル、CO2排出量21g/kmと、量産の内燃機関車としては、世界一の環境性能を実現する。

フォルクスワーゲンは6月1日、XL1の量産第1号車を、ドイツの顧客に引き渡し。ベルリン在住のクリスティアン・マローニー氏に、白いボディカラーの1台が納車された。同氏は、「初めてXL1を見た時から、魅力に取りつかれた。自分が運転できるなんて、とてもうれしい」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. まるでスポーツカー、アキュラの新型SUV『RSX』世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る