米国新車販売、11.4%増…トヨタと日産は2桁増 5月

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トヨタの米国主力車、カムリ
トヨタの米国主力車、カムリ 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は6月3日、5月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は160万8693台。前年同月比は11.4%増と、3か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが28万4694台を販売。前年同月比は12.6%増と、3か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、2.1%増の1万9288台と、2か月ぶりに増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比7.8%増の4万6648台と、3か月連続で前年実績を上回る。

トヨタを上回り、9か月連続で2位のフォードモーターは、25万3346台を販売。前年同月比は3%増と、2か月ぶりの前年実績超え。主力中型セダンの『フュージョン』が、14.6%増の3万3881台と、2か月ぶりに回復。主力SUVの『エスケープ』も、9.5%増の3万1896台と、5か月ぶりのプラス。一方、ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、4.3%減の6万8520台と、4か月ぶりに前年実績を下回った。

クライスラーグループは、ホンダを上回り、9か月連続の4位。その販売台数は19万4421台で、前年同月比は16.7%増と50か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、17%増の3万7131台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、37%増の1万4799台と好調だった。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、24万3236台を販売。前年同月比は17%増と、3か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、26.4%増の4万9584台と、3か月連続で増加。新型『カローラ』は30.8%増の3万6611台と、2か月連続のプラス。『RAV4』は2万3465台を販売し、前年同月比は12.9%増と、好調を維持する。

ホンダは日産を上回り、2か月連続の5位。15万2603台を販売し、前年同月比は9%増と、2か月連続で前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が19.3%増の3万9637台と、2か月連続のプラス。『CR‐V』は3万2430台を売り上げ、前年同月比は18.8%増と、8か月連続の前年実績超え。『シビック』は3万6089台。前年同月比は19.2%増と、3か月連続で前年実績を上回った。

6位の日産は、13万5934台を販売。前年同月比は18.8%増と、8か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が3万6053台を販売。前年同月比は12.9%増と、2か月連続で前年実績を上回る。『セントラ』は、75.4%増の2万1932台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万8722台を売り上げ、前年同月比は8%増と好調が続く。

《森脇稔》

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