【ルマン24時間 2014】王者アウディ、公開テストを完了…5連覇に向け視界良好

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アウディ R18 e-トロン・クワトロの2014年モデル
アウディ R18 e-トロン・クワトロの2014年モデル 全 2 枚 拡大写真

アウディは6月1日、ルマン24時間レース5連覇に向け、『R18 e-トロン・クワトロ』で公開テストに参加。6月14日・15日に行われる決勝レースを前に、参加した3台合計で284ラップ、3870kmを走行した。

合計8時間におよんだ公開テストから、アウディは数多くの貴重なデータを収集した。午前中のセッション(4時間)では、ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/トム・クリステンセンの1号車、マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエの2号車、そしてフィリップ・アルバカーキー/マルコ・ボナノミの3号車、全マシンがセットアップに集中。中でも、ルマンに合わせた最新のエアロダイナミクスによる接地性の確認に重点が置かれた。

さらに8名のドライバーは、レギュレーションにより、サーキットごとに定めた基準エネルギー消費量に合わせて走行するため、自身のドライビングスタイルとマシンの調整に励んだ。午前中のセッションでは、マルコ・ボナノミが3分23.799秒で、ファステストタイムを記録した。

午後のセッションでは、3台ともに合計125ラップ(1703.625km)におよぶタイヤのロングランテストを実施。ここでは最新世代のタイヤの耐久性について、基本となるデータを収集することが目的。合計159ラップを走行した午後のセッションが終了した時点で、アウディ勢は1日合計で3870.636kmを走破し、フィリップ・アルバカーキー/マルコ・ボナノミ組がアウディ最上位、総合3番手の結果を残した。

アウディモータースポーツ代表のDr.ウォルフガング・ウルリッヒは「本番レースまでの残り1週間、彼らが残してくれたデータを詳細に分析し、3台のマシンすべてを最適にセットアップする」と語っている。

《纐纈敏也@DAYS》

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