三菱東京UFJ、マレーシアでスクークの発行枠設定

エマージング・マーケット 東南アジア

三菱東京UFJ銀行は、マレーシア三菱東京UFJ銀行が5日、日系の商業銀行として初めて他通貨での起債が可能なイスラム債(スクーク)の発行枠を設定したと発表した。

設定したのは、5億米ドル相当額のマルチ・カレンシー・スクーク・プログラム。プログラムの期間は10年間。

本プログラムの設定により、マレーシア三菱東京UFJ銀行は、米ドル、マレーシアリンギ、日本円を含む他通貨でのスクークの発行を行うことが出来るようになる。初回発行については、投資家の需要動向やマーケット環境を踏まえたうえで、適切なタイミングでの発行を検討して行く方針だ。
マレーシア三菱東京UFJ銀行は、2008年イスラム金融の専門部署を設置、取引がイスラム法に合致するかを判断するシャリアコミッティ(イスラム法学者で構成される委員会)も整備した。その後もイスラム金融担当部署の拡充など、イスラム金融の知見やクロスボーダーのイスラム金融の実績を積んで来た。

三菱東京UFJとマレーシア三菱東京UFJ銀行は、スクークの発行を機に、イスラム金融のさらなる発展に貢献するとともに、マレーシアのみならず、その他のアジア・中東等のイスラム教国で急速に拡大する顧客のイスラム金融のニーズに応えるべく、さらなるサービスの拡充に努めていく方針だ。

広瀬やよい

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