大規模なリコール(回収・無償修理)問題に揺れる米国の自動車最大手、GM。同社が、新たなリコールを行うことが判明した。
これは6月5日、GMが明らかにしたもの。GMは2014年2月に発覚したイグニッションスイッチのリコール以来、社内でリコールに該当する不具合の再調査を進めている。そして今回、新たなリコールが見つかり、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に届け出た。
今回のリコールは、シボレー『シルバラード』『タホ』『サバーバン』、GMC『シエラ』『ユーコン』『ユーコンXL』のフルサイズピックアップトラック&SUVが該当。最新の2014‐2015年モデルがリコールを実施する。
今回のリコールは、警告系の不具合によるもの。GMによると、シートベルト未装着やエンジンキーの抜き忘れなどの各種警告が、サウンド発生装置の不具合で、発せられないという。
このリコールの対象台数は、5万7512台。GMは対象車を保有する顧客に連絡。販売店で、速やかにリコール作業を行うとしている。