【日産 e-NV200 発表】給電装置「パワープラグ」は日本専用装備

エコカー EV
日産自動車 e-NV200 発表会
日産自動車 e-NV200 発表会 全 8 枚 拡大写真

日産自動車が6月9日に発表した電動商用車『e-NV200』には、パワープラグと名付けた車載バッテリーから最大1500Wの電力を外部へ供給できる機能が日本市場専用の装備として設定されている。

このパワープラグは前席中央と荷室側の2か所にあり、100V電源を合計で最大1500W取り出すことができる。バンのGXグレードおよびワゴン仕様に標準装備している。

e-NV200の日本市場向け商品企画を担当する東美津江リージョナルプロダクトマネージャーは「実証実験を行ってきた中で、外部への電源供給に対するお客様のニーズがあり、これはむしろ『売り』になりそうだということで、日本リージョンの商品企画から開発部門にお願いをして設定してもらった」と明かす。

e-NV200は日本および欧州を中心に販売されるが、東氏によると欧州仕様にはパワープラグの設定がないという。「取り出せる電力が日本の家電製品の規格にうまくあった。欧州の場合はそれが難しいため、日本オリジナルの装備になった」と東氏は説明する。

さらに東氏は「ビジネスでの外出先でのパソコンやプリンターの使用、地域イベントでの電源供給、また災害時の避難所での電源供給など様々なシーンで使える」とした上で、「e-NV200は車を売るというだけではなく、パワープラグシステムによってビジネスの効率化、新しい価値を提案できる」と強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る