乗員と歩行者、双方の被害をおさえるエアバッグ…肝は2つのセンサー

自動車 テクノロジー 安全
TRW クリアディスプレイモデル
TRW クリアディスプレイモデル 全 8 枚 拡大写真

自動車部品サプライヤーの大手「TRW」は、センサーやカメラ、レーダーを駆使し、あらゆる場面に対する安全技術を開発している。その中には、万が一衝突した場合の乗員の安全はもちろん、被害者の人体への影響も軽減するシステムを開発している。

【画像全8枚】

TRWのエアバッグシステムは、助手席はもちろん、サイドや膝まわりにも展開し、乗員を包む。さらに、歩行者側の万が一も考え、フロントウインドウにもエアバッグを展開する。興味深いのは、電柱などに衝突して乗員を守るべきか、あるいは人を轢いてしまった緊急時に、その被害者を守るべきかを車が判断する点だ。

この判断を行なうには、2種類のセンサーを使う。ひとつは強い衝撃に反応するもの、そしてもうひとつは弱い衝撃。この後者に反応するセンサーに、TRWならではの技術が使われていると、ディベロップ・マネージャーの竹村龍一氏は説明した。

「フロントバンパー裏に、ホース状のセンサーを直線に這わせてあります。もし人をはねてしまった場合は、ホース内の空気が圧縮され、両端のセンサーが圧力を検知し、フロントウインドウにエアバッグを展開します。強い衝撃用センサーの感度を上げるという方法もありますが、それでは悪路でも反応してしまう可能性があり、NGです。そしてレーダーとカメラによるDASが、回避可能か不可能かも計算するため、エアバッグの瞬時の展開が可能です」。

加えて竹村氏は「事故を未然に防ぐ技術(アクティブ・セーフティ)はもちろん、異常自体発生後の被害者に対する被害軽減対策(パッシブ・セーフティ)もユーロNCAPでは要求に含まれてくる」と語った。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 雨の季節、濡れた傘をすっきり収納! 車内快適「傘入れ」[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ自動車、正社員の平均年収初の「1000万円超え」[新聞ウォッチ]
  4. 名車や希少車が! 移動自動車博物館、ミラフィオーリ2026開催
  5. トヨタ『ライズ』がRAV4デザインに!? 次期型が驚きの進化、国内トップSUVの最新情報
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ジェイテクト、「製造業データ等のAI-Ready化に関する研究開発」に参画…図面やマニュアルなど非構造化データを構造化
  2. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
  3. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  4. 英Parkopedia、新APIでEVの「充電不安」解消へ…公共充電器の最大43%が実質利用不可という業界課題に対応
  5. 6/23申込締切 次のステップを模索する中国自動車メーカーの戦略を俯瞰する
ランキングをもっと見る