チャイルドシートの使用率は過去最高の61.9%…JAF・警察庁合同調査

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チャイルドシート(参考画像)
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JAF(日本自動車連盟)と警察庁は、4月20日から30日の間、自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象に「チャイルドシートの使用状況」と「チャイルドシートの取付け状況、着座状況」調査を全国で実施した。

6歳未満全体の子どもの使用率は7年連続上昇し、61.9%(前年比1.7ポイント増)となり、2002年の合同調査開始後、最高の使用率となった。しかし、依然としてチャイルドシートの使用が必要な子どもに対して4割近くが十分な安全対策が取られていないという結果になった。

また、1歳未満の乳児に対する使用率は83.4%であることに対し、5歳児の使用率は半分以下の40.5%となるなど、子どもの年齢が高くなるにつれて使用率が急激に低下する傾向は例年と変わらなかった。

取扱説明書通り正しく取付けられていたチャイルドシートは、乳児用・幼児用シート全体で39.5%。ミスユースの多くは、チャイルドシートを固定するための「腰ベルト(シートベルト)の締付け不足」だった。

取扱説明書通り正しく着座していた子どもは、全体で60.4%。乳児用・幼児用シートのミスユースは「ハーネス(チャイルドシートの子ども用ベルト)の高さ調節と締付けの不適正」、学童用シートは装置に対する使用時期が早すぎる「体格不適合」が多く見られた。

《纐纈敏也@DAYS》

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