【ルマン24時間 2014】開幕、三つ巴の総合優勝争い…アウディvsトヨタvsポルシェ

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トヨタ・TS040ハイブリッド
トヨタ・TS040ハイブリッド 全 5 枚 拡大写真

今年も伝統のルマン24時間耐久レースが開幕した。昨年は雨に悩まされる週末だったが、今年は恒例となった公開車検日から晴天に恵まれ、例年よりも暑く感じるほどの陽気に包まれている。現地時間の11日22時(日本時間12日5時)から公式予選が始まった。

総合優勝争いが繰り広げられる最高峰のLMP1クラス。今年はトヨタ、アウディ、ポルシェの3大メーカーがワークス参戦し注目を集めている。その中でも絶好調と言えるのがトヨタ・レーシングだ。世界耐久選手権(WEC)では新開発のTS040 Hybridで第1戦シルバーストン(イギリス)、第2戦スパ・フランコルシャン(ベルギー)を制し2連勝。直前に行われたフリー走行でもアンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ組の8号車がトップ。念願のルマン初制覇に期待がかかる。

トヨタの最大のライバルと目されるアウディは、今年も3台の『R18 e-トロン クワトロ』を用意。ルマン5連覇という偉業がかかっているだけに今回も負けられない週末を迎えている。しかし、フリー走行ではルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/トム・クリステンセン組の1号車が大クラッシュ。幸い乗り込んでいたデュバルは無事で、市内の病院に搬送され精密検査を受けているが、マシンのリア部分が粉々になるなど大きなダメージを負ったため、予選・決勝への出走が危ぶまれている。

1998年以来の総合優勝を目指すポルシェは、2台の『919 ハイブリッド』で最高峰クラスに参戦。昨年までF1で活躍していたマーク・ウェバーもメンバーに加わっていることで注目を集めている。

また今回は4人の日本人ドライバーが伝統の1戦に挑戦。昨年に引き続き中嶋一貴はLMP1でトヨタの7号車をドライブ。ルマン常連となった井原慶子はラルブル・コンペティションの50号車に乗り込みLMP2クラスに参戦する。直前までシートがなく参戦が危ぶまれていた中野信治は日本のチーム・タイサンから急遽エントリーが決定。70号車のフェラーリ『458イタリア』でLMGTE-Amクラスに参戦する。SUPER GTで活躍中の本山哲は、新しい環境技術を取り入れたマシンの特別枠“ガレージ56”に参戦する日産の『ZEOD RC』のメンバーとして2年ぶりにルマンに挑戦する。

現地では、11日と12日に2時間の予選セッションを計3回行いグリッドを決定。決勝レースは14日16時(日本時間22時)にスタートする。

《吉田知弘》

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