全世界注目のW杯始球式は、最先端パワードスーツの感動劇

エンターテインメント イベント
開幕準備中のアレーナ・デ・サンパウロ (c) Getty Images
開幕準備中のアレーナ・デ・サンパウロ (c) Getty Images 全 2 枚 拡大写真

 2014年FIFAワールドカップブラジル大会は12日、サンパロウでのブラジル対クロアチア戦で開幕する。試合前の開会式において始球式=記念キックオフは、パワードスーツを装着した下肢障がい者が蹴る。

 パワードスーツあるいは“外部骨格”には「BRA・サントス・ドゥモン」の名がついている。BRAはブラジル、サントス・ドゥモンは航空機の黎明期に活躍したブラジル人飛行家の名前だ。操縦可能な動力付き気球(半硬式飛行船)でパリのエッフェル塔を周回飛行したことなどで知られる。

 BRA・サントス・ドゥモンを開発しているのは、ブラジル出身で、米カリフォルニアのデューク大学において神経工学を研究するミゲル・ニコレリス教授と、教授が主宰する「ウォーク・アゲイン」プロジェクトの研究者たちだ。

 ウォーク・アゲイン・プロジェクトは、重度の運動機能障がい者のための、全身運動機能回復を主要な目的とする。脳・機械インターフェイス、ロボット工学、リハビリ機器、脳科学、セラピーなどの技術を適用して、新世代の神経機能代替装置を開発している。プロジェクトの最初の研究成果が、ワールドカップ始球式で初めて一般公開される、脳波制御外部骨格のBRA・サントス・ドゥモンだ。

 BRA・サントス・ドゥモンは装着者の脳波によって制御され、また動きや感触も装着者にフィードバックされるという。注目のキックオフはまもなくアレーナ・デ・サンパウロで。

ワールドカップ始球式、パワードスーツでキックオフ

《高木啓@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. スバル『クロストレック』を快適にローダウン&スタイリッシュにリフトアップ! ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る