【ルマン24時間 2014】アウディ270km/hの大事故、徹夜でマシンを復活…ドライバーも無事

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
徹夜で修復完了を進めるアウディR18 e-トロン・クワトロ(1号車)
徹夜で修復完了を進めるアウディR18 e-トロン・クワトロ(1号車) 全 2 枚 拡大写真

6月11日、ルマン24時間耐久レースのフリー走行において、大事故を起こしたアウディ『R18 e-トロン・クワトロ』(1号車)。徹夜での作業により、予選レースに復帰を果たした。

この事故は、6月11日の夕方17時過ぎ、サルト・サーキットの「ポルシェ・カーブ」で発生。昨年のルマンの覇者、ロイック・デュバル選手の乗るアウディR18 e-トロン・クワトロ(1号車)が、270km/h以上もの超高速走行時にコントロールを失い、コンクリートバリアに激突。マシンは大破した。

この事故で、ドライバーのロイック・デュバル選手は、病院に緊急搬送。アウディによると、奇跡的に軽傷で済んだという。

アウディはその後、新たなマシンの組み立てに着手。スペアのモノコックを使って、徹夜で作業を進めた結果、6月12日の2度目の予選走行に間に合わせた。なお、負傷したロイック・デュバル選手に代わって、マルク・ジェネ選手が、アウディR18 e-トロン・クワトロの1号車のステアリングホイールを握る。

アウディスポーツのLMPプロジェクト代表、クリス・ラインケ氏は、「事故は恐ろしいものだった。しかし、ロイック・デュバル選手がほぼ無傷で生還したのは、R18 e-トロン・クワトロとルマン・プロトタイプの安全性を証明している」と述べた。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る