マクラーレン P1 にサーキット専用車、車名は「P1 GTR」…最大出力は1000psの大台に

自動車 ニューモデル 新型車
マクラーレンP1 GTRの予告スケッチ
マクラーレンP1 GTRの予告スケッチ 全 1 枚 拡大写真

英国のスーパーカーメーカー、マクラーレンオートモーティブのフラッグシップモデル、マクラーレン『P1』。同車に設定されるサーキット専用車に関して、一部情報が開示された。

これは6月13日、マクラーレンオートモーティブが明らかにしたもの。同社は、「P1のサーキット専用車の車名を、『P1 GTR』とする」と発表している。

マクラーレンP1 GTRは、マクラーレン『F1』をベースにしたレーシングカー、マクラーレン『F1 GTR』のデビュー20周年を祝うタイミングで登場する予定。マクラーレンF1 GTRは、1995年のルマン24時間耐久レースを制した伝説のレーシングカー。

また、マクラーレンは、P1 GTRのパワートレインについても、一部情報を明らかにした。市販版の P1では、ミッドシップに『MP4-12C 』と基本を共用する3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。P1専用チューニングが施され、最大出力737ps/7500rpm、最大トルク73.4kgm/4000rpmを引き出す。

さらにP1には、IPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)を採用。これはF1マシンの運動エネルギー回生システム、KERS(キネティック・エネルギーリカバリー・システム)のノウハウを反映したアイデアで、ハイブリッドの一種。エンジンに直結する形で、軽量なモーターをレイアウトした。

このモーターは、最大出力179ps、最大トルク26.5kgmを引き出す。エンジンとモーターを合せたトータル出力は、最大出力916ps、最大トルク91.8kgm。ステアリングホイールのスイッチを操作すれば、このモーターが加速時などに、エンジンのパワーをアシストする。

P1 GTRでは、トータル出力が1000psの大台に引き上げられる。また、価格は198万ポンド(約3億4000万円)と公表された。なお、マクラーレンはP1 GTRの予告スケッチを1点、公開している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る