三菱商事、イスタンブール地下鉄向け車両を受注…スペインメーカーが製造

鉄道 企業動向
三菱商事はイスタンブール市政府から地下鉄車両126両を受注したと発表。車両の製造はスペインのCAFが行う。画像はイスタンブールの都市鉄道路線図
三菱商事はイスタンブール市政府から地下鉄車両126両を受注したと発表。車両の製造はスペインのCAFが行う。画像はイスタンブールの都市鉄道路線図 全 1 枚 拡大写真

三菱商事は6月17日、トルコ・イスタンブール市政府から地下鉄向けの鉄道車両126両(21編成)を受注したと発表した。車両はスペインの車両メーカーCAF社が製造し、トルコ初の完全無人運転システムを採用する。契約金額は約160億円。

イスタンブール市は交通渋滞対策として、2019年までに20路線・総延長400km、車両数2500両の地下鉄網整備を目標に掲げている。受注した車両は、同市のアジア側で現在建設が進んでいる全長19.7km・全16駅の新線(M5号線)に使用される予定。車両の納入時期は2016~2017年を予定している。

CAF社はスペインの大手車両メーカーで、スペインなど欧州をはじめ世界各国向けに車両を製造している。トルコ向けとしては、2012年に開業したイスタンブール地下鉄M4号線用車両や同国の高速鉄道車両(HT65000形)、西部の都市イズミルの近郊鉄道向け車両を納入するなどの実績がある。

三菱商事は、CAF社と車両用電機品取引などを通じ長年に渡って良好な関係を築いているという。同社は今回の受注について「シンガポールやドバイにおける三菱商事の無人運転車両の供給実績とプロジェクト遂行力、更にはCAF社の価格競争力が評価されたもの」としている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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