メルセデス CLS クラス、欧州で大幅改良…3.0ツインターボ新設定

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メルセデスベンツCLSクーペの大幅改良モデル
メルセデスベンツCLSクーペの大幅改良モデル 全 9 枚 拡大写真
ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは6月18日、『CLSクラス』の大幅改良モデルを、欧州で発表した。

現行CLSクラスは2世代目で、2010年秋、パリモーターショー10で発表。4ドア高級クーペの新境地を開拓した。2012年6月には、クーペとステーションワゴンの要素を併せ持つ『CLSシューティングブレーク』を追加。バリエーションの拡大が図られた。

今回発表されたのは、現行CLSクラスのデビュー4年を経て登場した初の大幅改良モデル。『CLSクーペ』とCLSシューティングブレークが、同時デビューを果たしている。

外観は、「マルチビームLED」と呼ばれる新世代のLEDヘッドライトを、メルセデスベンツ車で初採用(ただし、オプション)したのが特徴。カメラと4つの制御ユニットを用いて、左右各24個のLEDを、瞬時かつ個別にコントロール。対向車を検知すると、自動的にヘッドライトの向きを最適に調整するなど、先進のライトシステムとなる。

このヘッドライトのデザインを中心に、フロントマスクをフェイスリフト。バンパーやグリル、テールランプなどが新しい。室内は、3本スポークのステアリングホイールの採用をはじめ、ダッシュボード中央には、8インチの新型モニターが配置された。

メカニズム面では、ガソリンエンジンに新世代ユニットを採用。これは、従来の「CLS350」の3.5リットルV型6気筒自然吸気に代わるもの。新グレードの「CLS400」では、これをダウンサイジングのターボエンジンに置き換える。

新開発の直噴V型6気筒ガソリンユニットは、排気量が3.0リットル(2996cc)と、CLS350比で500ccダウンサイジング。それでいて、2個のターボチャージャーで過給することで、パワーを引き出す。

新エンジンのスペックは、最大出力333ps、最大トルク48.9kgm。CLS350の最大出力306ps、最大トルク37.7kgmに対して、排気量を500cc縮小しながら、パワーは27ps、トルクは11.2kgm上回る。トランスミッションには9速ATの「9G-トロニック」を新採用。排出ガス性能は、全エンジンがユーロ6を満たしている。

《森脇稔》

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